解説
とても便利なインスタント食品。缶詰やパウチ、フリーズドライや冷凍食品といったように、その形態もさまざまです。
食品の種類はさまざまですが、食材や調理法は限られています。保存の効くインスタント食品には、保存料や酸化防止剤、防カビ剤など添加物が必要不可欠です。化学合成により作られた添加物も多く、とり過ぎは体内で異物と判断されてしまう場合もあります。
また、インスタント食品には油で揚げたものが多く、脂質が酸化している可能性があります。食品添加物や酸化物質は、活性酸素という物質を産生し、花粉症などのアレルギー症状を起こしやすくしてしまうため、食べ過ぎに注意しましょう。
<参考文献>
■杉田浩一他編 医歯薬出版株式会社
『日本食品大事典 第3版』
■消費者庁
『食品表示』
執筆 : 管理栄養士キクチエミコ
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部
統計データ
インスタント食品をよく食べている人は、重度の花粉症になりやすくなるリスクが2.42倍になります。
A: インスタント食品を食べないようにしていますか?
B: 重度の花粉症ですか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
38.8%
120人 |
61.2%
189人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
4.21%
13人 |
34.63%
107人 |
13.92%
43人 |
47.25%
146人 |
Z検定値 | 2.65 |
---|---|
オッズ比 | 2.42 |
信頼度 | 99.1% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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