解説
睡眠不足や質の悪い睡眠で太りやすくなる!その情報だけでもう充分、という感じですが、それだけではなく睡眠不足が食欲をコントロールするホルモンに影響し、肥満と関係する病気につながりやすくなってしまうんです。
眠りにつく時間が遅くなると、どうしても睡眠不足になりやすくなります。睡眠が不規則になって、食欲のホルモンが乱れると、食べすぎで肥満からくる糖尿病や高血圧症、痛風などの生活習慣病になってしまうかもしれません。
平日は早く寝る、でも週末は夜更かし、といった不規則な睡眠パターンも実はよくありません。就寝時間が日によって2時間以上もズレるなど、不規則な生活をしていると、食事の時間もズレやすくなります。長時間の空腹の後にいきり食事をすると、血糖値が急に上がってまた下がる、血糖値スパイク(または、グルコーススパイク)という不調につながることがあります。
また、長い間こうした不規則な生活を続けると、インスリンがうまく働かなくなることがあります。インスリンは血糖値の調整をするホルモンなので、それがうまく働かなくなることで、糖尿病につながりやすくなってしまうんです。
7時間くらい睡眠時間をとっていると、生活習慣病になりにくいこともわかっています。リズムが安定しやすくなる朝型の生活をおくり、睡眠をしっかりとって生活習慣病を遠ざけましょう!
<参考文献>
■厚生労働省
『健康づくりのための睡眠指針2014』
■リンク・デ・ダイエット 世界の最新健康・栄養ニュース
『女性の不規則な睡眠パターンは健康に悪い』
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部
統計データ
朝型の生活をおくっていない人は、ここ2年以内に、何かしらの重い病気を患いやすくなるリスクが5.16倍になります。
A: 朝型の生活をおくっていますか?
B: ここ2年以内に、何かしらの重い病気を患いましたか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
61.1%
176人 |
38.9%
112人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
1.39%
4人 |
59.72%
172人 |
4.17%
12人 |
34.72%
100人 |
Z検定値 | 3.05 |
---|---|
オッズ比 | 5.16 |
信頼度 | 99.7% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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