解説
悪い姿勢のまま長時間すごすと、肩の周りの血行が悪くなり肩こりが起こりやすくなります。この肩こりによく効くといわれるのがビタミンE。ビタミンEは植物油などに含まれ、血管を広げる作用があって血行がよくなるので、肩こりが改善するというわけです。
このビタミンEは、身体の中で細胞を守る働きをすると、酸素と結びついて酸化された状態になってしまいます。いうならば、働いてくたびれた状態。そこでビタミンCの登場です。ビタミンCには、ビタミンEをもう一度フレッシュな状態に戻す働きがあるんです。
ですから、肩こりを解消したいときにはビタミンCたっぷりのカリフラワーを食べて、ビタミンEの効果をアップさせましょう。カリフラワーを食べるときには、花の部分だけではなく、茎の部分も全て食べてくださいね。茎の方がビタミンCが多く含まれているのでより効果的ですよ。

<参考文献>
■上西一弘著 女子栄養大学出版部
『栄養素の通になる—食品成分最新ガイド』
■井上正子監修 西東社
『新しい栄養学と食のきほん事典—安心・安全・健康を支える』
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部
統計データ
週に1回以上、カリフラワーを食べていない人は、肩がこりやすくなるリスクが7.2倍になります。
A: 週に1回以上、カリフラワーを食べていますか?
B: 人よりも肩がこりやすいですか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
2.1%
6人 |
97.9%
283人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
0.35%
1人 |
1.73%
5人 |
57.79%
167人 |
40.14%
116人 |
Z検定値 | 1.75 |
---|---|
オッズ比 | 7.2 |
信頼度 | 91.9% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
>数値の見かたはこちら